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いびき、睡眠時無呼吸

無呼吸とは睡眠時に呼吸が停止もしくは低呼吸(酸素を十分吸えていない)状態が続く状態のことをいいます。

なぜ無呼吸は治療が必要か

無呼吸は大人・子供いずれにも生じます。大人の場合は日中の眠気から思わぬ事故につながることや心・血管系の疾患のリスク(高血圧、心筋梗塞、脳梗塞、脳出血)を高めるとされ注意が必要です。子供であれば夜間分泌される成長ホルモンの低下に伴い成長障害や夜行、日中の落ち着きなさなど成長に影響を与えるとされ治療が必要とされます。

大人と子供で無呼吸の原因と治療は異なりますのでそれぞれについて説明をします。

大人の場合

大人の場合無呼吸の原因は多岐に及びますが、代表的なものとして肥満、鼻症状(鼻中隔湾曲、アレルギー性鼻炎)などが挙げられます。治療としてはCPAPと言って夜間に呼吸を補助するマスクをつける治療になります。

子供の場合

子供の場合の無呼吸の原因はほとんどが扁桃肥大、アデノイド増殖が原因です。成長によりいずれも縮小する可能性がありますが無呼吸を強く認める場合は手術にて切除をすることがオススメとなります。
扁桃摘出やアデノイド切除を行っても良いのか?免疫に関連すると聞いて不安、と言う方もおりますが、現在では免疫低下などの影響を与えないと考えられています。

診断について

当クリニックで行っている検査として簡易PSG検査があります。夜間に自宅にて貸し出した機械を使用して行っていただきます。機械の使用法、検査の方法については当院で説明を行ったうえで貸し出しさせていただきます。
検査結果によって無呼吸の程度が軽症、中等症、重症の3つに分類されます。
小児ではある程度の無呼吸がある時点で手術適応と考えます。大人の場合は重症であれば先に述べたCPAPの治療対象になりますが、中等症であった場合は本当に治療が必要なのか、より精細な検査が必要となります。1泊入院して検査が必要となり、市内で検査可能な病院に紹介させていただきます。
この検査結果を踏まえてCPAPを使用するのか、減量もしくは口腔補助装置(夜間使用するマウスピース)を使用して改善するのかを検討させていただきます。
CPAPは毎日使用するものになります。機械は購入するのではなく貸し出すことになります。3割負担で月に数千円程度の負担が必要になりますが故障等でも適宜新しいものに交換可能です。無呼吸が著明に改善無い限り原則は継続して治療が行われ、どの程度続けていくか体重の変化などを参考に検討していきます。

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